新潟市中央区の県立万代島美術館で開かれていた「ポーラ美術館コレクション モネ、ルノワールからマティス、ピカソまで」（新潟日報社など主催）が５日、閉幕した。入場者は同日で５万人を超え、５万人目となった魚沼市穴沢の主婦佐藤朋美さん(33)に記念品が贈られた。 佐藤さんは家族と新潟市の観光施設などを訪れた機会に来館。図録などの記念品を受け取り、「なかなかチャンスがなくて最終日にやっとこれました。印象派などの絵が好きなので、モネやルノワールの作品を楽しみたいと思います」と話していた。
Niigata Nippo

徳島県立近代美術館の所蔵作品を展示する「徳島のコレクション二〇〇八―Ⅳ」が四日、同館で始まった。一部の作品を入れ替えながら来年一月四日まで、作家三十五人の計百二十四点を紹介する。 「二十世紀の人間像」「徳島ゆかりの美術」「現代版画」の三コーナーに分け、油彩、水彩画、版画、彫刻を展示。「二十世紀の人間像」には「ポップアート」のコーナーを設け、アンディ・ウォーホルやパブロ・ピカソの作品を特集している。
The Tokushima Shimbun (Shikoku)

牛乳がありさえすれば、フェルメールの『牛乳を注ぐ女』など必要ないか、と言えば、そんなことはない▼生きる上で、われわれには実際的、物理的に有用、有益なものが必要なのは当然だ。だが、それと同等に、そうでないものも必要である。一見、なければないで済むように思えるもの。ほかの例をあげるなら、たとえば、仕事帰りの一杯であるとか…▼ともかく学術分野なら、ノーベル賞はどちらかと言えば前者、対して、イグ・ノーベル賞は後者の世界に属す賞であろう。米ハーバード大系のパロディー科学誌が主催し「人を笑わせ、考えさせる」研究に贈られる。今年も日本人から受賞者が出た▼北海道大准教授らが受けたのは認識科学賞。脳も神経もない単細胞の生物「真正粘菌」が人間にも難しい迷路の探索ができることを発見した。とりあえず「この単細胞！」という日本の罵倒（ばとう）表現に、科学的妥当性の面から疑義を突きつけたことは間違いない▼過去の日本...
The Tokyo Shimbun (Tokyo)

洞窟は遠い。 場所はスペイン北部のカンタブリア州。ビスケー湾に面した州都、サンタンデルから西へ３０キロほどの丘陵地帯に、中世のたたずまいをそのまま残した宝石のような町がある。名前はサンティリャーナ・デル・マル。アルタミラ洞窟はサンティリャーナの中心部から南西２キロの丘にある。
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元コメディアンで、現在は画業に専念するジミー大西さんの情熱に満ちたアートの世界を紹介する「ジミー大西 夢のかけら展—色彩の渦と創造の軌跡」が30日、広島市中区胡町の三越広島店で始まった。 中国新聞社の主催。ポップな色彩感覚と細かい描き込みにより、独自の世界を紡ぎ出す大西ワールド。絵画やオブジェ、磁器など約100点が会場を彩る。
The Chugoku Shimbun