江戸時代前期、摂津の国の日出坂村と丹波の国の草野村が、村の境界をめぐって争った。六年間の騒動の末、元禄九（一六九六）年、京都所司代が判決を下して確定。境界線上に四本の松が植えられ、「封人の松」と呼ばれるようになった。 松は昭和初期までには二本に。残った二本のうち一本は一九七一年、武庫川河川改修の際に伐採され、跡地には記念碑が建立された。
Kobe Shimbun

その名の通り、百人いたから百人町。でも、ただの百人ではない。江戸の有事に備え、日々精進した「鉄砲百人組」に由来する。 新宿歴史博物館の今野慶信学芸員によると、江戸時代、将軍の警護や戦に備えるための鉄砲百人組が四組あった。うち現在の新宿御苑に屋敷を構えた内藤清成が率いた組が「大久保組」と呼ばれた。 この組には、組頭以下、馬に乗る二十五人の「与力」、そして百人の鉄砲隊「同心」がいたが、同心に組屋敷がなかったため、清成が徳川家康に直訴。一六〇二（慶長七）年、西大久保村の一部に百人が住み始め、大久保百人大縄屋敷と呼ばれるようになった。その後、明治に大久保百人町、大正初期から百人町となった。
The Tokyo Shimbun (Tokyo)

江戸時代前期、岡山藩を支えた最も傑出した藩政家といえば、津田永忠だろう。池田光政、綱政二代の藩主に重用された。 「才は国中に並びなし」と光政が折り紙をつけた切れ者だった。とりわけ建築、土木事業にたぐいまれな才能を発揮。閑谷学校や後楽園の造営をはじめ、大規模な新田開発などを手掛け、藩財政の立て直しにも努めた。
Sanyo Shimbun (Chugoku)

【藤岡】西前原の大木清さん(61)宅で、江戸や明治時代の古文書など約二百点が見つかった。中には下野新聞社の前身、栃木新聞の付録号など、珍しい物もあった。大木さんは「この地域はカスリーン台風など大水の被害を受けた場所。流されることなく良く残っていたと思う」と話していた。 これらの古文書類は、自宅母屋を新築するため整理した三十五年前に一度発見されたが、その後忘れられていた。今年八月、大木さんが農機具入れ場を整頓中に再び見つけた。
Shimotsuke Shimbun (Kanto)

【藤岡】西前原の大木清さん(61)宅で、江戸や明治時代の古文書など約二百点が見つかった。中には下野新聞社の前身、栃木新聞の付録号など、珍しい物もあった。大木さんは「この地域はカスリーン台風など大水の被害を受けた場所。流されることなく良く残っていたと思う」と話していた。 これらの古文書類は、自宅母屋を新築するため整理した三十五年前に一度発見されたが、その後忘れられていた。今年八月、大木さんが農機具入れ場を整頓中に再び見つけた。
Shimotsuke Shimbun (Kanto)